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中東ペルシア湾に面する国カタールの北部海域に広がるノースフィールドと呼ばれるガス田は世界最大級を誇り、このガスはLNG(液化天然ガス)として日本にも入ってきており、多くのガス会社、電力会社で活用されています。このプロジェクトに、テナリスは多数のシームレスパイプを供給しています。さらに、フィールドサービスエンジニアを派遣し、高度な技術支援も行っています。
テナリスグループが世界の工場からシームレスパイプを納入しているのは、ノースフィールドガス田でのプロジェクトを進めるラスガス社。米国エクソンモービル社とカタール国営石油会社との共同出資会社です。さらに、テナリスはこのラスガス社に、2002年1月からフィールドサービスエンジニアを派遣し、さまざまな技術支援も展開しています。2003年11月からは、TenarisNKKTubesの木下晴彦がフィールドサービスエンジニアとして13カ月間、現地に駐在しました。
フィールドサービスエンジニアの最も重要な支援業務は、パイプを井戸に降ろしていく、「ランニング」と呼ばれる作業の総合支援です。特に神経を使うのは、パイプとパイプをつなぐ際の作業の正確さで、パイプの接続には気密性に優れた特殊ネジを使用しているため、取扱いには高度な技術が必要となります。また、ガスには硫化水素が含まれているおり、わずかな漏れも許されないため、細心の配慮が要求されます。
1回のランニングで120~200本ほどのパイプをつなぐため、作業は10数時間にもおよびます。「リグの上ではさまざまな作業が行われており、ランニングがいつ始まるかわかりません。24時間稼働していますから、真夜中に作業がスタートするときもあります。最もホッとするのは、作業がうまく終了し、顧客から喜ばれた時ですね。」(木下)。
さらに、海上のリグから離れた陸上にも業務は待っています。まず、ガス田から引き上げたパイプの検査。ネジ部が修繕できるかどうかには基準があるので、その判断を行います。また、ラスガス社ヤードでのテナリスパイプ組み立て作業の指導、さらに、現地でネジを切る場合のライセンシー(Tenaris
認定工場)でのネジ切り作業にも立会います。
このようにラスガス社は、テナリスグループと緊密な関係を保ちながら、ペルシア湾でのビッグプロジェクトを順調に進めています。プロジェクトは2011年まで継続することが予定されています。
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